TEAM

VIRGILIO MARTÍNEZ ヴィルヒリオ・マルティネス

ペルー・リマ出身。シェフでありディレクター。ペルー・リマに Central(2009年)をオープン。Centralは、ペルーの多様な生態系や高度をテーマに、クリエイティブなメニューを展開し、2015年、南米のレストランとして初めてThe World’s 50 Best Restaurantsで4位を獲得。その後、2018年には、ペルーのクスコの高地、インカのモライ遺跡のすぐ横に海抜3500mのエコシステムを体験できるレストラン兼研究所 MIL をオープン。ヴィルヒリオの料理哲学は、外にあるものすべてを探求することに基づいており、これは彼の設立した研究機関 Mater Iniciativa が追求する第一の目標でもあります。ペルーの多様な生態系(海、海岸、アマゾン、アンデス)に焦点を当て、Mater とともにペルー全土のこれらの地域を調査し、根や花、葉などを地元のコミュニティと一緒に探り、独自の蒸留酒、発酵食品など開発し、取り入れています。

SANTIAGO FERNANDEZ サンティアゴ・フェルナンデス

ベネズエラ出身。MAZのヘッドシェフ。スペイン・バスクの4年制料理専門大学 Basque Culinary CenterでGastronomy and Culinary Artsの学位を取得後、Centralチームに加わり、クリエイティブプログラムを5年間担当。ヴィルヒリオとともに世界各地で開催される美食イベントにも参加し、彼の右腕として活躍してきました。Mater の才能あるメンバーでもあります。今回、この東京における新たな挑戦を率い、Mater のフィロソフィーを伝えていきます。

MATER INICIATIVA マテル・イニシアティバ

“Afuera Hay Más”(外にはもっとたくさんのものがある)

Mater Iniciativa は、2013年にヴィルヒリオ・マルティネスとその妹マレーナによって共同設立された、ペルーの食材とその原産地についてより深く知るための研究・解釈・実験を行う調査機関です。食と文化に関する知識を管理しながら、その発見を誰もが利用できることを目的に、アマゾンの奥地やアンデスの高地まで様々な場所で調査を行ってきました。そのチームは、植物学者、人類学者、芸術家、言語学者、さらには脳神経外科医など、多様で包括的な視点を持つ学際的なメンバーで編成され、現在では100名を越える世界的なネットワークを築いています。Materは“Afuera Hay Más”(外にはもっとたくさんのものがある)のモットーのもとに、ペルーの国境を越えて、そのビジョンを発展させ、さらに大きな活動へと広げていきます。